
ホクロ・粉瘤・いぼ
当院ではホクロ、粉瘤(アテローム)、疣贅(いぼ)などの除去も対応しています。保険診療にて切除縫合、自由診療にて電気メスによる削りやレーザー治療をおこなっています。治療方法は状態により異なります。お気軽にご相談ください。
●ホクロ
ホクロは母斑細胞というメラニンを作る細胞が増えてできる皮膚の良性腫瘍(できもの)です。母斑細胞の数や母斑細胞が作っているメラニンの量によって、平坦なものや膨らみがあるもの、色も黒色から濃い茶色、薄い茶色など、見え方は様々です。
中型や大型のホクロは生まれつきのものが多いですが、小型のものは生まれてから日光や紫外線の影響でできる場合があります。また、平坦だったものが時間経過とともに膨らみが出てくることもあります。
当院では、中型や大型のホクロや膨らみのあるホクロをとる場合は、保険適用にて切除手術をご案内しております。
小型の平坦なホクロはレーザー治療(自由診療)、または電気メスで皮膚の表面を削り取る方法(自由診療)となる場合が多いです。
●粉瘤(アテローム)
粉瘤(アテローム)とは、皮膚の下に毛穴の袋ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの角質と皮脂が、袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。たまった角質や皮脂は袋の外には出られず、袋の中に蓄積されてしまい、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。体のどこにでもできますが、顔、首、背中、耳の後ろなどにできやすい傾向があります。
強い炎症を伴う場合は切開して膿みを外に出しますが、特に赤みや痛みを伴わない場合は、保険適用にて切除手術となります。
●疣贅(いぼ)
疣贅(いぼ)とは、皮膚の一部が盛り上がった小さい“できもの”のことを指します。
いぼができる原因は、大きく2種類に分かれます。一つはウィルス感染によってできるいぼ(ウィルス疣贅)、もう一つは紫外線や加齢、体質によってできる老人性いぼ(老人性疣贅)です。
ウィルス感染によるいぼは、「ヒトパピローマウィルス」という代表的なウィルスが皮膚の傷口から感染しつくられます。主に手や指、足の裏などにできやすく、1つだけできることもあれば、多発的にできることもあります。また、むやみに触ったり刺激してしまうと、他の部位に移ってしまったり、大きくなってしまうこともあるため、注意が必要です。
一方、老人性いぼは加齢や長年の紫外線が原因と言われています。ウィルス感染によるいぼとは異なり、時間をかけて徐々に出現し、全身どこにでもできるのが特徴です。特に顔や首、頭、腕など日光が当たりやすい部位にできやすい傾向があり、早い人は20~30代頃から出てきます。基本的には良性腫瘍のため、治療の必要はありませんが、見た目を気にされる方は、治療をおすすめいたします。
当院では、電気メスで表面を削り取る方法(自由診療)、もしくは保険適用にて切除手術のどちらかになります。
膨らみのあるホクロ、疣贅(いぼ)、粉瘤(アテローム)
ホクロやいぼが大きい場合や、皮膚の深いところにある場合は、切除縫合術を選択することが多いです。局所麻酔をしたあとに、メスで皮膚を切開しホクロやいぼを切除します。縫合するため、1~2週間程度で抜糸が必要です。切除したものは病理検査に提出し、良性または悪性の診断をおこないます。
料金 | 保険診療での対応になりますので詳しくはお問い合わせください。 | |
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施術時間 | 60分(状態や大きさにより異なります) |
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施術可能部位 | 顔、体 | |
通院の目安 | 施術1~2週間後に抜糸が必要です。切除した患部の検査結果は2週間~1か月後にお伝えします。 | |
麻酔 | 局所麻酔を使用します。(料金に含まれています) | |
メイク | 施術後から可能です。施術した箇所は抜糸まで避けてください。 | |
ダウンタイム 経過 |
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注意事項 |
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副作用・合併症 | 瘢痕、拘縮、創離解(傷が開いてしまう)、色素沈着、内出血、感染など |
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切除縫合術をお受けいただけない方 |
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膨らみのあるホクロ、いぼ(脂漏性角化症など)
表面が膨らんでいるホクロやいぼは局所麻酔をして削り(電気焼灼法)をおこないます。当院では電気メスを使用します。高周波の電流を用いてホクロやいぼを焼灼して除去します。ホクロやいぼが大きい場合や、皮膚の深いところにある場合は、深部まで削ると仕上がりがへこんでしまうことがあるため、保険診療の切除縫合術をご提案する可能性もあります。
施術をおこなう医師の判断となりますのでまずはご相談ください。
料金 | 電気メスによる削り 5か所まで 16,500円 同日追加5か所ごと +6,600円 |
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施術時間 | 10分~(大きさや数により異なります) |
施術可能部位 | 顔・体 |
通院の目安 | 医師の判断により施術2週間後に経過観察をします。 |
麻酔 | 局所麻酔を使用します。(料金に含まれています) |
メイク | 施術後から可能です。施術した箇所は避けてください。 |
ダウンタイム 経過 |
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注意事項 |
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副作用・合併症 | 火傷、水疱、色素沈着、陥没、再発、隆起など |
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電気メスによる削りをお受けいただけない方 |
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